今回は、メンズエステにおける「盗撮」をテーマにお送りします。メンズエステ店では、男性客によって行われる盗撮による被害が後を絶ちません。手口は巧妙になり、盗撮に使われるカメラも続々と新しいものが生まれています。
では、どのように対策すればいいのでしょうか?今回は実際の盗撮事例や使われる道具などについて解説したいと思います。
目次
そもそもメンズエステで盗撮や盗聴って本当にあるの?
「盗撮や盗聴なんて本当に行われているものなの?」という疑問をお持ちの方も多いかと思いますが、結論からいえば盗撮は全然あります!
ほとんど毎日、どこかのメンズエステ店で盗撮や盗聴が行われているといっても過言ではありませんし、「もしかしたらこれって盗撮してるのかも?」という“疑惑レベル”の話なら日常茶飯事です。
むしろ「ないほうがおかしい」くらいの心構えで出勤したほうが良いとさえされています。
次は、実際にどういうふうに行われているのか、盗撮の具体例と一緒に見ていきましょう。
【実例】メンズエステでの盗撮はどうやってされるのか?
具体的には、メンズエステ店ではどのように盗撮が行われているのでしょうか。
ここでは、3つの事例を取り上げてみたいと思います。
【例①】「私物は触らないで!」としつこく言ってくる男性
マンション(個室)型のメンズエステ店に来店したお客様。ソファの上にカバンをそっと置き、なぜかしきりとカバンの向きを気にしている様子。
そのうえで、シャワーに向かうとき、「オレがシャワー浴びている間は私物を絶対に動かさないでね」としつこく念を押してきます。
怪しいと思ったセラピストがカバンをチェックしてみると、マッサージ用のマットに向いている部分に小型カメラが仕込まれており、なんと普通に盗撮されていました……。
このパターン、実はよくある話なんです!「盗撮されているかも?」と意識していないと、お客様のカバンとかってよく見ないんですよね。でもよく見れば不自然なものが付いていたり、明らかにおかしい位置に置いてたりするので、現役セラピストさんは常に注意しておいてほしいところです。
【例②】なぜかメガネをずっと手に持っている男性
派遣・出張型のメンズエステ店で働いている20代のあるセラピストがいました。ホテルの部屋のドアをノックするとお客様が出迎えてくれましたが、なぜかメガネをかけずに手に持っています。
しかも、レンズをこっちに向けるようしきりに調整している様子。明らかに不自然です。
お客様に問い詰めて確認してみると、実は小型カメラが仕込まれた盗撮用の道具でした……。
これも、あらかじめ盗撮のことを意識しておかないと見抜けないと思います。逆にいえば、盗撮の可能性があるとさえ意識しておけば、不自然な点には必ず気付けるはずなので、ぜひこちらのパターンも覚えておいてほしいところです。
【例③】貴重品袋をかたくなに使わない男性
メンズエステ店では、腕時計や財布、スマホなどを安全に保管するための「貴重品袋」を用意していますが、どんなにすすめてもかたくなに使わないお客様が。この時点では、そういうお客様なのかな?というレベルですが、「こっちのほうが安心できる!」などと言い、なぜかマットの枕もとにスマホを立てかけるように置きます。
なかなか引き下がらなかったですが、スマホを確認させてほしいと問い詰めてみると、やっぱり盗撮をしていました。
こちらもよくあるパターンの一つですが、枕もとに置こうとした時点で違和感だらけですよね。こういうお客様はかなりしつこいと思いますが、「ウチのお店では貴重品袋は絶対に使ってもらってるんですっ」と可愛くやんわり伝えてみることで回避したいところですね。
いかがでしょうか?
誰が見てもどれも不自然なパターンですよね。盗撮の可能性を意識さえしておけば気付けそうですが、一つ注意しないといけないのは、本当に盗撮をしていないパターン。注意したり問い詰めたりするのは簡単ですが、もし盗撮をしていないお客様だった場合は大問題。クレームに繋がってしまうでしょう。
もしそうなった場合は、「ウチのお店、最近盗撮被害が多くて過敏になってた……」「ごめんなさい、実は最近盗撮されたことがあって……」など、誠心誠意謝罪してしっかりお客様に伝えてみましょう。
かなり難しいとは思いますが、ちょっとだけ怪しかったら物を移動したりして気付かれないように対策、かなり怪しい場合は勇気を出して確認してみる、というのがポイントでしょうか。
こんなものまでカメラになってる?最近の盗撮道具を紹介!
最近では、「スパイカメラ」のような商品名で、さまざまな種類の盗撮用のカメラが出回っています。
誰でも手軽に購入できる大手通販サイトで扱われていたりするので、いつそれを手にしたお客様に遭遇するか分かりません。
具体的には、日用品にカメラを仕込んでいるというケースが多いようです。
たとえば、
・メガネ
・ボールペン
・ライター
・USB
・腕時計
・スマホバッテリー
といったものにカメラが仕込まれているケースがあります。なかなか気付けないです。
ちなみにメガネの場合、フレームの中央にカメラが付いているタイプと、フレームの端についているタイプがあるようです。
そのほか、特に派遣・出張型メンズエステ店で働く場合に注意したいのは、天井の電球や、部屋の隅に置かれているWi-Fiルーターなど……。
もはや、お客様が持参する物や、お客様の部屋に置かれている物はすべて疑ったほうが良いとさえ思われるレベルです。
下でまとめている対処法や予防方法をぜひチェックして、事前に被害を防ぎましょう!
メンズエステで実際に盗撮されていた場合の対処法は?事前の予防策も紹介!
メンズエステにおける盗撮を防ぐ予防方法とは?
そして、実際に盗撮されてしまった場合の対処法とは?
それぞれいくつか挙げて解説してみたいと思います。
【対処法①】盗撮の確証が得られたらお客様から離れる!
「この人、盗撮しているな」という確証が持てたら、まずは何といってもお客様から離れるのが大事です。
物理的な距離を取り、そのうえでスタッフを呼ぶなどの対処を行いましょう。
無言で離れると警戒され、隙をついて証拠となるデータを消去されてしまうことが考えられるので、
「ちょっとスタッフから連絡が来たので……」
「新しいタオルを取ってきますね!」
など、さりげなく告げつつ離れるのがコツです。
【対処法②】お店に盗撮の対処法を聞いておく!
いきなり盗撮の現場に居合わせてしまったらパニックになってしまうことも考えられるので、もし盗撮されたらどうすべきなのか、事前にスタッフに確認するようにしておきましょう。
お店によって対応方法が違ったりするので、要チェックです。
優良なメンエス店では、そういった場合の対策をしっかり定めていることがほとんどなので、実際に接客する前に必ず確認することをおすすめします!
【予防策①】貴重品袋・小物入れを活用しよう!
財布や腕時計のような貴重品を納めておくための貴重品袋や、メガネやスマホなどを収納できるサイズの小物入れなどを積極的に活用していきましょう。
小物入れは、スケルトンではないプラスチック製や木製の物が特におすすめです。透けていたら意味がないので、もし透明の袋や小物入れだった場合は、お店に相談してみると良いでしょう。
【予防策②】マットの周りには物を置かせない!
何の必然性もないのに、施術用のマットの周辺に物を置きたがるお客様がいる場合は要注意です!
「そこに置くとマッサージをする際に踏んでしまうかもしれないので」などと言い、置かれないようにしましょう。
メガネやボールペンなどの小物だけでなく、壁のハンガーにかけられた上着のポケット、ソファなどに置かれたカバンなどにも注意を怠らないようにするべきです。
【予防策③】疑わしいものにはタオルをかける!
枕もとやソファの上に置かれたものが盗撮用のカメラっぽい……でも確証はないという場合は、とりあえずタオルをかぶせておくのがおすすめです。
たとえカメラが作動していたとしても、タオルをかぶせてしまえば映像を撮ることはできません。もしそれで、お客様が不自然にタオルを取ろうとした場合は、かなり怪しいと見て良さそうですね!
現役セラピストに聞いてみた!実際に盗撮はあった?その時どうした?
Yさん「メガネ型の盗撮カメラを使われました!」
私はメガネ型の盗撮カメラを使われたことがあります。
お客さんがメガネを外してマットの枕もとに置くんですけど、フレームをたたまずに、こっちにレンズを向けて角度を調節したりしているので、何か怪しいなあ……と思っていたんですが、お客さんがうつ伏せになった隙をついて手にとって見てみたら、2つのレンズの間に小型のカメラが仕込まれているタイプのカメラだったんです!
ソッコーでお客さんから離れて、スマホを持ってお風呂場に立てこもって、お店に連絡しました。お客さんは「メガネを返せ!」と叫んでいましたが、すぐにスタッフが来てくれたので私自身は何の被害もなかったです。
結局、スタッフがしっかりこらしめてくれて、盗撮された動画も削除してもらうことができました。
本当に、最近のカメラは巧妙なので油断できないなと思いました。
Kさん「盗撮・盗聴のリスクがあるので、ちゃんとしたスタッフがいる店で働くべきです」
これからメンエスで働く女の子にひとつアドバイスできることがあるとするなら、ちゃんとしたスタッフがいるかどうかしっかり見定めることが大事だっていうことです。
というのも、私はこないだ初めて来た客に盗撮をされて、スタッフを呼んだところまではよかったのですが、そのスタッフがポンコツで、変にオドオドしちゃって、逆ギレした客に言い負かされそうになっていてすごく頼りなかったんですよね(笑)
結局、あとから遅れてきた店長がちゃんと対応してくれたんで良かったですけど、あやうくカメラを持って逃げられるところでした。メンエスを選ぶときは給料や待遇も大事だけど、スタッフの質も確認しておくことが大事だなと思い知らされました!
まとめ
いかがでしょうか。
今回はメンズエステにおける「盗撮」についてまとめてみました。
最近では、メガネやボールペン、スマホバッテリー、その他さまざまな日用品に盗撮用のカメラが仕込まれており、油断はできません。
しかも、それらの盗撮用カメラは気軽に手に入れられるものばかりであり、決して「盗撮=珍しい話」ではないということを覚えておくべきであるといえます。
貴重品袋を活用したり、マット周辺に物を置かせないようにしたりと、しっかり予防することを心がけましょう!
>>【合わせて読みたい】マンションで店舗経営しているメンズエステで働くのは危険なの?
>>【合わせて読みたい】店舗型メンズエステは危険なの?働き方やメリット・デメリットを解説!
>>【合わせて読みたい】派遣・出張型メンズエステは危険なの?働き方やメリット・デメリットを解説!