メンズエステ(メンエス)店のコース時間は、シャワーに始まり、シャワーに終わります。施術前には汗を流してもらい、施術後はオイルなどを洗い落とすためにまたシャワーを浴びてもらうことになります。
お客様ひとりでシャワールームに入ることになるわけですが、その間、セラピストは何をすべきなのでしょうか。今回は「シャワータイム中にセラピストがすべきこと」をテーマにお送りします。
目次
メンズエステのシャワータイムはどれくらい?
施術前と施術後のシャワータイムの目安は、5分前後。具体的には3~7分程度といったところです。
特に施術前のシャワータイムに関しては、短すぎても長すぎてもその後のマッサージに影響を及ぼすので注意したいところです。
短すぎると汗や汚れを十分に洗い落とせないのでセラピスト自身が不快な思いをしてしまうことになりますし、長すぎるとマッサージの時間が削られてお客様に十分なサービスを提供できなくなる可能性があります。
十分なサービスを提供できなくなると、お客様が不完全燃焼でイマイチ満足感が得られず、指名につながらなくなってしまう可能性があります。
お客様に伝えられる場合は、事前にやんわりと伝えるようにしておきましょう!次は”具体的な対応”についてです。
メンズエステのシャワータイムに不満?不潔な人と清潔すぎる人への対応
「お客様のシャワー時間が短すぎる or 長すぎる」問題。この問題に不満を持つ現役セラピストが少なくありません。
シャワー時間が短すぎるお客様
お客様の中には、「来る前にシャワー浴びてきたから大丈夫」「時間がもったいないじゃん!」など、シャワー時間が圧倒的に短い人って実際にいるんですよね。たとえば、3分未満どころか1~2分ザッとお湯をかけただけで出てくるお客様に関しては、「まったく体を洗えていない」ということで不快感を覚えますよね?
「汚れが落ちていないので不潔な感じがする」
「まったく洗われていないのでニオイがつらい」
といった悩みの声を結構聞きます。
とはいえ、「汚いので入り直してください」なんて言えるわけない!
こうなってしまったら、もう施術中は我慢するしかありません……。
今後はNGにするか、もし伝えられるなら次回リピーターとして来たときに「時間はたっぷりあるのでゆっくり洗って来てくださいね♡」と伝えるなどして、対応する必要があります。この時、声色を意識することと、優しく伝えることを必ず忘れてはいけません!伝え方によってはクレームに繋がってしまいますので、要注意です。
また、もし初めてのお客様で、初対面時に「この人にはシャワーをちゃんと浴びてほしい!」と感じた場合は、「シャワーで綺麗にしてきてくださいねっ」などと可愛く伝えてみるのも効果ありです。こういったお客様にはシャワーを意識させること自体が重要なので、ぜひ試してみてください!
>>クレームに関する記事はコチラ!対処法や体験談をご紹介
シャワー時間が長すぎるお客様
一方、お客様の中には7分どころか10分以上も延々とシャワーを浴びるという方も少なくないようです。施術時間が短くなり、マッサージが慌ただしくなってしまい、お客様も十分な満足感を得られず、セラピストとしてもやりきった感は得られないでしょう。
ただし、「清潔な状態でマッサージを受けたい」という気持ちはセラピストにとって嬉しいものです。次回リピーターとして来てくれたときは、「次は5分くらいで結構ですよっ」と可愛く伝えてあげるといいかもしれません。(ここで”次”を意識させることも、リピーター獲得の重要なポイントです!)
メンズエステのシャワータイム中にセラピストがするべきことは?
メンズエステのシャワータイムは、施術前と施術後でそれぞれ3~7分間程度。
この時間中、セラピストはひとりで待つことになるわけですが、ぼんやり過ごすのはNGです!
それぞれ「すべきこと」が必ずあります。具体的にはどんなことをすべきなのか、以下にまとめたのでチェックしてみてください。
施術”前”のシャワー中にすべきこと!
・お客様の荷物(カバンやスマホ、メガネなど)や服を整理整頓する
・マッサージの準備をする
施術前にすべきこととしては、このあたりでしょう。
お客様が脱いだ服をたたみ、バッグなどの位置を直すことで、施術しやすいよう、ルームがスッキリ見えるようにします。
また、アロマオイルやパウダー、洗体エステ用のホイップ、タオルなど、コース内容に従って施術に必要な道具を用意しておくのもポイントです。
お客様がシャワーから出たら、すぐにでも施術に取りかかれるよう、しっかり準備を行いましょう。
【番外編1】シャワー中に過剰要求してくるお客様!
メンズエステ店では、過剰な要求をしてくる困ったお客様が少なくありません。
シャワータイムに関しては、
「一緒に入ろうよ」
「僕が体を洗うところを見ていて」
「全身くまなく洗ってよ」
などと要求してくる場合があります。
このような場合には、「今日は○○さんをたっぷり癒せるように準備をして待っていますね♡」など言葉を選び、やんわりと『準備中だから無理です』ということを伝えましょう。
それでも引き下がってくる場合は、「お店のルールで禁止されてるんです」ときちんと伝え、諦めてもらうようにしましょう!
施術”後”のシャワー中にすべきこと!
・施術の後片付け
・お客様を気持ちよく送り出すための準備
施術後にすべきこととしては、このあたりですね。
使用したオイルやパウダーなどを片付け、タオルを回収して部屋の状態をスッキリさせます。
シャワーから出たらすぐにお客様が着替えられるよう、服の準備をするのも忘れてはいけません!
そのほか、リピートにつなげるための準備をするのもおすすめです。
たとえば、お客様に渡す名刺を用意するというのも「すべきこと」のひとつといえます。
出勤する曜日が決まっている方は名刺の余白に書き込んでおき、さらにはメッセージなども添えておくと良いと思います。
「今日は○○さんに会えてよかったです。いろいろ話して、私も癒やされちゃいました。またのお越しをお待ちしています♡」
など、男性の心をくすぐるメッセージを書き添えておくと、お客様の印象に残り、リピートを獲得するチャンスをつかめます。
【番外編2】お店側がシャワー中のすべきことを定めている!
お店によっては、「シャワー中にすべきこと」をルールとして定めている場合があります。
何をすればいいかイマイチ分からないという場合は、あらかじめ「お客様がシャワーを浴びている間は何をしておけばいいですか」とスタッフに聞いておくことをおすすめします。上で説明したこと以外にも、何かアドバイスしてくれるかもしれません!
現役セラピストに聞いてみた!お客様がシャワー中にどうしてる?
Cさん「施術前のシャワー中は盗撮対策をしています」
先輩のセラピストさんが盗撮されたっていう話を聞いてからは、お客さんがシャワーを浴びている間にザッとまわりを確認して、カメラが仕込まれていないかどうかチェックしています!
私にとって、お客さんのシャワー時間は「盗撮対策の時間」ですね。
腕時計とかスマホ、財布みたいなカメラが仕込まれていそうなものは、シャワーに行く前に目の前で「貴重品袋」に入れてもらうことにしているので、そんなに時間はかかりません。
お客さんがハンガーにかけた上着とか、床に置いたカバンとかをチェックして、カメラがないかどうか確認するようにしています。セラピストになりたての人にはぜひ実践しておいてほしいことですね!
Hさん「施術後のシャワー中はバイバイするときの挨拶の言葉を考えてます」
施術をさせていただいたあと、お客様がシャワーに入られているときは、「今日はどんなふうにバイバイの挨拶をしようかな」って考えてます。
メンエスのお店を利用されるお客様って、お帰りになるときの私たちの何気ないひとことで、リピートするかどうか決めることがあるという話を聞いたことがあります。それからは、「今日は何を言ってあげようかな」って考えているんです。
われながら良かったなと思うセリフは、「今日はいっぱい一緒にいれて楽しかったけど、あっという間だったなあ。今度はもっと長い時間、一緒にいたいなあ」というやつ……
ちょっとあざといかなと思ったんですけど、お客様はたいへん喜んでくださって、今ではすっかり私のファンになってくれて、毎回ロングコースで通ってくれてます。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、「メンズエステのシャワータイムにすべきこと」についてまとめてみました。
・シャワータイムの目安は3~7分
・長すぎても短すぎてもダメ
というのがシャワータイムの基本です。
また、施術前のシャワータイムではお客様の服をたたんだりテキパキと道具を用意するなどしてすぐに施術に入れるよう準備を整え、一方の施術後のシャワータイムでは、後片付けをしつつ、名刺を用意するなどリピーター(ファン)になってもらえるような工夫をするのがおすすめです。
ぜひ参考にしていただければと思います!
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