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公開日2023/05/12(金)

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【徹底解説】メンズエステの寛容とは?過剰な要求には要注意

【徹底解説】メンズエステの寛容とは?過剰な要求には要注意

メンズエステ業界には、この業界ならではのいろんな専門用語みたいなものがありますが、「寛容」というのもそのひとつです。言葉の本来の意味は「心が寛大であること」「人を許すこと」で、一見すると良い言葉ですが、メンエスのセラピストにとっては要注意の言葉なんですね!

というわけで、今回はそんな「寛容」についてまとめてみました。
メンエスにおける「寛容」とは何なのでしょうか?そして、「寛容」はなぜ要注意な言葉なのでしょうか?

目次

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ゆーな

ゆーな(31)

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メンズエステ店のセラピストとして約7年ほど働いていたが、現在は引退してメンズエステ店の受付を担当しており、また現役セラピストの方に向けた講師も担当中。好きな食べ物はパスタで、趣味は映画鑑賞。最近はヨガにもハマっている。

メンズエステの「寛容」とは

メンズエステの「寛容」とは

まずは、とりあえず簡単に説明しちゃいましょう。
メンズエステ業界の専門用語である「寛容」は、主にお客様が使うものなんですね。

お客様が書き込むネット上の掲示板などで、「○○ちゃんは寛容だった」みたいな感想が見られます。

この書き込みは、「“○○ちゃん”というセラピストがお客様の要求を受け入れてくれた」という意味です。
ここでいう要求は、たいていはメンズエステのルール的には違反したものを指します。

たとえば、セラピストの体を触るとか、セラピストにマッサージとは関係ない部位を触らせるとか……。
もっと突っ込んで言っちゃうと、性的な意味を持つ要求が多いんですよね。

言うまでもないことですが、メンズエステは風俗ではないので、性的なサービスは厳禁です。
たとえ「ちょっと触るだけ」であってもルール違反になってしまうので要注意!

そのようなお客様の要求には、一切応じる必要はありません。

先に「まとめ」を書いておくとすると、

・メンエスにおける「寛容」は、たいていは「性的な要求を受け入れる」という意味
・メンエスでは性的サービス厳禁なので、「寛容」になる必要はない!


ということになりますね。

メンズエステで「寛容」なセラピストは指名をもらいやすいの?

メンズエステで「寛容」なセラピストは指名をもらいやすいの?

先に結論からいえば、「お客様の要求に応えて何でもさせてあげるし何でもしてあげる」というセラピストは、寛容ではないセラピストよりも指名をもらいやすいのは間違いありません。

というのも、「あの子は寛容だった」という情報がメンエスユーザーの間で共有されるからです。
上で紹介したみたいに、たとえばお客様が集う掲示板サイトなどに、「○○ちゃんは寛容だった」みたいなことを書かれ、それを見たユーザーが指名してくれたりするからです。

でも、このような指名の取り方はおすすめしません……というか、いろんな意味でやめたほうが良いです。

まずは、そんな寛容を売りにするような指名の取り方をしていると、必ずや過剰要求をしてくる男性客が現れます。それも、何人も。
「ちょっと足を触っていい?」くらいの要求ならまだマシかもしれませんが、やがてもっと過激な性的なサービスを強要してきたりすることがあるんですね。

また、お店にも迷惑をかけることになってしまいます。

「寛容」を目的に利用する人が増え、客層が悪くなって他のセラピストが迷惑をこうむったり、そのせいでセラピストが辞めてお店に損失を出してしまったり……。
まあ確かに指名を増やすことはできるのですが、結局のところ良いことは何もないんですよね。

メンズエステでは、寛容にならなくてもちゃんと指名を取ることができます。

・お客様には愛嬌よく接する
・積極的にコミュニケーションを取る
・会話の内容などを覚えて次に来てくれたときに活かす
・マッサージのスキルを磨いて上質な癒しの時間を提供する


といったことを心がければ、普通に「良いセラピスト」として評判をとることができ、指名やリピートを獲得することができるようになります。

「寛容」の対義語として「非寛容」という言葉がありますが、“非寛容上等”です!
まっとうに指名を取ることもできるので、皆さんにはぜひ心がけていただきたいですね。

メンズエステで「寛容」を逆手にとり、お客さんに性的な要求をされたらどうすればいい?

メンズエステで「寛容」を逆手にとり、お客さんに性的な要求をされたらどうすればいい?

さて、専門用語になっているだけあって、「寛容」というのはメンズエステで珍しくありません。

お客様がセラピストにルール違反の要求をして、それをセラピストが受け入れるかどうか……という状況になるのは、決して珍しくないことなんですね。
では、実際に性的な要求をされた場合にはどうすればいいのでしょうか?

エステラブワークマガジンでは以前、『【何故?】メンズエステで過剰要求してくるお客様が絶えない理由&その対処法』という記事で、対処方法を紹介しています。
ここであらためて簡単に書いておくと、

・最初はあくまでもにこやかに愛想よく接しつつ断る
・しつこく要求してくる場合は真面目な表情でキツめに断る
・それでもしつこい場合はサービスを中断してお店に連絡する
・悪質な場合は「指名NG」にして、二度とそのお客様に指名されないようにする

という感じですね。

慣れないうちは断るのも難しいかもしれないですけど、我慢して嫌な思いに耐える必要はありません。
ここが正念場と思って頑張りましょう!

現役セラピストに聞いてみた!メンズエステで「寛容」になる必要はある?

現役セラピストに聞いてみた!メンズエステで「寛容」になる必要はある?

Wさん「ないですよ、全然!」

寛容になる必要があるかどうかっていうことですか?ないですよ、全然!
寛容になるっていうことは、要するに「お客さんの好きにやらせる」ってことじゃないですか。

大体メンズエステは、私たちセラピストがお客様をリードするというか、こっちがお客様に対して施術をするサービスじゃないですか。寛容になるっていうことは、その立場が逆転してお客さんのほうからいろいろやられるっていうことですよ?

だから、そもそものメンエスのコンセプトというか、そういうのとは真逆なんです、寛容うんぬんっていうのは。
議論にもならないですね!

それに、言い方はまずいかもしれないですけど、いったん何かを許したら彼らは調子に乗りますからね。

たとえば、「ちょっと触ってもイイ?」というところから始まったら、最終的には「エッチさせて」みたいなことを言ってきますよ。
いったん寛容になってお客さんの要求を受け入れたら、ナメられてとことんやられちゃうことになるので、最初にビシッとお断りするのがいちばんですね。

Fさん「始めたばかりの頃、寛容になっちゃったことがあります……」

実はセラピストを始めたばかりの頃、ちょっと寛容になっちゃったことがあるんです。

「太ももに手を置いていい?」と言われて、まあそのぐらいならと思ってOKしちゃったんですけど、どんどん色んなところを触ってきそうになったので、びっくりして「やめてくださいっ!」と言ったんですよ。

そしたら「触っていいって言ったじゃん」って……。
これはヤバいと思ったので、ちょっとキツめに言ってそれ以上は何もされなかったんですが、あとで掲示板にあることないこと書かれちゃってしんどい思いをしました。

お店のスタッフさんにも掲示板の投稿を見られてかなりキツめに怒られちゃいましたし、いいことないですよ、寛容になっても。

まとめ

今回は、メンズエステにおける「寛容」についてまとめてみました!

記事の途中に「まとめ」を書いちゃったのですが、ここでもあらためて書いておきましょう。

・メンエスにおける「寛容」は、たいていは「性的な要求を受け入れる」という意味
・メンエスでは性的サービス厳禁なので、「寛容」になる必要はない!

さらに付け加えるなら、

・「寛容」になれば指名を取れるが、過剰要求に晒されることになる
・「寛容」になっているとお店にも迷惑をかけることがある

という点も押さえておきたいところです。
ぜひ参考にしていただければと思います!

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