今回は、「メンズエステの仕事に体力が必要か?」をテーマにお送りします。メンエスの仕事内容はリラクゼーションマッサージですが、「マッサージって地味に体力を消費しそう」「筋肉痛とかになりそう……」みたいなイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?実際のところはどうなのか、気になるポイントをまとめてみました!
目次
メンズエステって体力がいる仕事なの?筋肉痛になっちゃう?
まず結論からいえば、メンズエステはかなり体力がいる仕事です!
また、筋肉痛に悩まされることは全然あります。
たとえば1日4時間勤務で2人のお客様にマッサージを提供したとします。
1人目は90分コース、2人目は120分コースだったとしましょうか。
この内容だと、準備時間を含めればほとんど休みなしで体を動かすことになるわけですが、合計3~4時間も絶え間なく動いていれば、どうしても体力を消費してしまいます。
また、マッサージを行うために力を込めてお客様の肩や腰、太ももやふくらはぎなど全身をほぐしていくとなると、筋肉を酷使するので当然ながら筋肉痛も引き起こされます!
特に、メンズエステ初心者の方は筋肉痛になりやすいみたいですね……。
「出勤した日は必ず筋肉痛になって翌日はぐったりしてしまうのでしんどい」という方が多いようなので、仕事に慣れてないうちは連続でシフトを入れないほうが無難かもしれませんね。
一方で、仕事に慣れている方でも、日によっては筋肉痛が起こることもあるようです。1日の勤務時間が長かったり、お客様の身体が硬くていつもより力が必要だったりと、色んなケースが考えられるからですね。
メンズエステと筋肉痛は、切っても切れない関係にあるといっていいと思いますので、メンエスセラピストの方は注意しましょう!
メンズエステで筋肉痛にならないためにはどうすればいい?
先程上でも説明しましたが、
・慣れないうちは筋肉痛に悩まされがち
・慣れている人でも筋肉痛になることもある
という点を押さえておきたいところです。
ですが、「なるべく筋肉痛にならないためにできること」はあります!
ここでは、大事なポイントを2点、紹介したいと思います。
メンエスの正しいマッサージに慣れることが大切!
特に新人セラピストのうちに筋肉痛になりやすいのは、そもそも「正しいマッサージ」ができていないからです!
正しくないマッサージとは、
・やたらと力を込めて揉みほぐしている
・腕の力だけでマッサージをしている
といった感じですね。
「力を込めてマッサージをすれば気持ちよくなってもらえるだろう」と思われるかもしれませんが、あまりに力が強いとお客様もしんどいですし、セラピストも体力を余計に消耗してしまいます。
適度な力加減で、緩急をつけて揉みほぐすことが大切なんですね。
また、マッサージは腕だけでなく、カラダ全体で行うのがコツ!
たとえばお客様の肩をほぐすときは肩のほうへ、また腰をほぐすときは腰のほうへ……という感じで、マッサージしたい部位に向かって”体重をかける”ようにしてみましょう。
腕にだけ力を込めてしまうと、腕の筋肉に負担が集中してしまいますが、体重を移動させるようにしてマッサージを行うと負担が分散するので疲れにくく、筋肉痛にもなりにくくなりますよ!
メンエスではゴリゴリのマッサージは不要!
「適度な力加減でマッサージすればOK」ということを書きましたが、「力強くグイグイやらないと満足してもらえないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、メンズエステの目的はあくまでも「癒やし」であり、ゴリゴリのマッサージは求められていません。
そもそも男性は、「異性に触れられる」という時点で気持ちがポジティブになって癒やされるという性質を持っているので、力を入れすぎなくてもOK。
優しいマッサージで男性は癒やしを感じられて気持ちいいですし、セラピスト側も体力を消耗しないのでしんどくならない……というわけで、Win-Winな感じになるわけですね!
ただし、お客様によっては「今日は仕事で疲れていて強めにマッサージしてほしい……」といった方ももちろんいるはずなので、施術前にしっかりヒアリングすることが大切です。セラピストとして臨機応変に動けるようになりましょう!
メンズエステでマッサージしてると腕が太くなるって本当?
「メンエスで働いていると筋肉がついて腕がごつくなる」
「セラピストの仕事をしていると、たくましい太い腕になってしまう」
そんなウワサを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。
果たしてこれは本当なのでしょうか?
腕が太くなってしまうのは本当です……
結論からいえば、このウワサは本当ですね!
腕を重点的に使うマッサージを仕事にしていると、自然と筋肉がつき、ゴツゴツしてたくましい印象の太い腕になってしまうことがあります。
「すらりとした美しい腕のかたちを保ちたい」という女性にとっては、聞き捨てならない情報といえるのではないでしょうか。
また腕に関していえば、指や手首が腱鞘炎になってしまうこともあるのでかなり要注意です!
腱鞘炎とは、手指を酷使することで炎症が起こり、痛みや腫れが発生する症状のことを指しますが、悪化してしまうと簡単には治らないようです……。メンエスセラピストで、指や手首が痛い・違和感を感じる人はすぐに医療機関を受診するようにしましょうね。
腕が太くならないようにするには?
今の腕の大きさ・形を保ちたいという人は、すでに紹介した「正しいマッサージ方法」を心がけ、しっかり実践することが大切です!
腕に筋肉が過剰について太くなってしまうのは、腕にだけ強い負担がかかっているからなんです。
・体重をかけるようにカラダ全体でマッサージする
・優しく撫でまわすくらいのイメージで揉みほぐす(お客様による)
といった方法をしっかり心がけることで、腕に余分な筋肉がつくことを防げます。
特に1点目の”体重をかける”というやり方がかなり重要です!慣れないうちは難しいかもしれませんが、腕だけじゃなく体重も使うことを意識してマッサージをするようにしてみましょう。
メンズエステで太くなった腕へのケア方法をご紹介!
「なんか腕が太くなってきたかも?」と思ったら、早めにケアを始めることを心がけましょう!
筋肉がガチガチになるのを防ぐために、セルフマッサージを行うというのがおすすめのケア方法です。
マッサージオイルを使い、優しく筋肉をほぐすような感じでこまめにマッサージをしましょう。
手首のストレッチも効果的です。
緊張をほぐす感じをイメージしながら、手首をゆっくりと回してみましょう。
また、腱鞘炎をケアするには、「アイシング」がかなり効果的です!
アイシングとは要するに「冷やす」ということで、炎症を起こしそうになっている部位の熱を冷まし、症状が起こらないようにするのです。
方法は簡単で、氷水に手を15~20分ほどひたすだけ!
お仕事のあとで「ちょっと手に違和感があるかも」と思ったら、さっそく実践するようにしてみましょう。
「そんなに長い時間冷やして大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、アイシングは肩や肘を酷使する野球選手なども取り入れている正しい予防方法です。安心してチャレンジしてみてください!
現役セラピストに聞いてみた!メンズエステのマッサージで筋肉痛や腕が太くなったりした?
Sさん「最初のうちはけっこうきつかったですね(笑)」
筋肉痛……働き始めた頃はきつかったですねー。
特に初日はヤバかった。それまではマッサージの仕事なんてしたことがなかったから、1日が終わるころには腕の疲労がハンパなくて、翌日はバキバキになっちゃってましたね(笑)
でも、仲良くなった先輩のセラピストさんにそのことを言ってみたら、「それはマッサージのやり方が悪いんだよ!」って教えてくれて、正しいやり方をレクチャーしてくれました。
まあそのあとも何日間かはつらかったけど、先輩のアドバイスを聞きながらマッサージをやっていたら、だんだん慣れてきて筋肉痛も起こらなくなりましたよ。
Uさん「腕のケアはこまめにしています!」
セラピストを始めてから知ったんですよ、「下手なやり方をすると腕が太くなるかも」って。
「それはマジで無理!」と思って、腕が太くならないようにするために気をつけるようにしました!
力加減をほどよい感じにするとか、体重移動とか、施術のやり方をきちんと覚えることはもちろんだけど、腕のケアもしっかりするようになりましたね。こまめにマッサージをするとか!
あとは、メンエスの仕事をする以外は腕をなるべく使わないとか、色んなことに気を遣うようになりましたね!
買い物に行くときはたいてい彼氏を一緒に連れていって、荷物係をやってもらってます。「あんた私の腕が太くなっちゃってもいいの?」って言って(笑)
まとめ
今回は、メンズエステと切っても切れない関係にある「筋肉痛」や、腕が太くなる現象などについて解説してきましたが、いかがでしょうか。
特に慣れないうちは筋肉痛に悩まされたりすることがあり、また腕が太くなったり腱鞘炎を発症したりするケースがあるのは、十分に注意したいポイントです。
・正しいマッサージの方法をマスターする
・アイシングやセルフマッサージでケアする
・メンエスは「優しいマッサージ」で十分OK
といった点を心がけていただければと思います!
>>【合わせて読みたい】メンズエステのセラピストが「しんどい」と感じるのはどんなとき?