メンズエステの施術には、シンプルに全身をほぐしていくマッサージ以外にも、「マーメイド施術」をはじめ、特殊というか、ちょっと変則的なやり方で行うマッサージがあります。
今回取り上げる「ロデオ(ロデオスタイル)」もそのひとつですね。この技術を身につけておくと、多くのお客様に喜んでもらうことができ、指名やリピートにつなげることが期待できます。
というわけで今回は、ロデオ(ロデオスタイル)とは何なのか、どんなメリットがあるのかといった点についてまとめてみました!
目次
ゆーな(31)
【担当記事一覧】メンズエステ店のセラピストとして約7年ほど働いていたが、現在は引退してメンズエステ店の受付を担当しており、また現役セラピストの方に向けた講師も担当中。好きな食べ物はパスタで、趣味は映画鑑賞。最近はヨガにもハマっている。
メンズエステのロデオ(ロデオスタイル)とは?
簡単に概要を説明すると、ロデオ(ロデオスタイル)とは施術のときの「体勢」のことです。
具体的には、お客様の体にまたがって馬乗りになる体勢を指します。
アメリカのカウボーイ文化が発祥といわれるスポーツ「ロデオ」が由来です。
気性が荒くて人を乗せまいと暴れる馬や牛の背中にまたがって乗りこなす技術を競うスポーツで、西部劇の映画などでお目にかかることがありますよね。
まあメンズエステのお客様がアメリカの馬や牛みたいに暴れることはないですが、同じように「またがって馬乗りになる」という体勢を取ることから、そのように呼ばれるようになったんですね。
メンズエステのロデオ(ロデオスタイル)のやり方について解説!
では、ここでロデオ(ロデオスタイル)のやり方について、順を追って簡単に説明してみましょう。
基本的な流れとしては、
(1)うつ伏せか仰向けになってもらう
(2)お客様の体を両足でまたぐ
(3)体重をかけすぎないようにして腰を下ろす
(4)オイルを使用して手でマッサージを行う
(5)足を使ってスライドしながら広い範囲をほぐしていく
という感じです。
背中から腰にかけて揉みほぐす背面のマッサージや、仰向けでの鼠径部マッサージなどが一般的ですね。
鼠径部マッサージのときは、太もものあたりにまたがることになります。
ここで注意すべきポイントは、(3)の「体重をかけすぎないようにして腰を下ろす」という部分です。
全体重をかけて完全に座り込むような形になってしまうと、お客様の体を過度に圧迫して苦しい思いをさせてしまうことになりますし、座りどころが悪ければ骨折みたいな大けがにつながることもあるんですね。
というわけで、腰を下ろすときは全体重をかけず、完全にまたがるというよりは「膝立ちになる」くらいのつもりで膝のほうに重心を逃がしてあげるようにしましょう。
そのほかに注意すべきポイントとしては、
・露出度が高い衣装のときはやらない
・腰をグラインドさせない
といったことが挙げられます。
たとえば、露出度が高いマイクロビキニで施術するようなお店でロデオをやっていると、「性的な意味合いがある」と解釈される可能性があります。
また、特に仰向けの施術の際に腰をグラインドさせる(前後左右に動かす)という動作を行うのもやめたほうがいいですね。
“騎乗位の動き”に似てしまって、同じく性的な意味合いがあると解釈される場合があります。
お客様に誤解を与えるだけでなく、情報がめぐりめぐって警察の耳に入ったりすると、それが原因でお店が摘発されるという可能性もあるので注意したいところです。
メンズエステのロデオ(ロデオスタイル)のメリット・デメリット
ロデオ(ロデオスタイル)を身につけ、お客様に提供することで得られるメリット、そして逆にデメリットとしてはどんなことが挙げられるでしょうか。
メリット
簡単に箇条書きでまとめると、
・お客様の印象に残りやすい
・お客様にドキドキ感を味わってもらえる
・マッサージスキルをアピールできる
という感じになります。
そもそもメンズエステにおいてロデオ(ロデオスタイル)は必須ではなく、セラピストなら絶対に必ずやらなければならないわけではありません。
それだけに、ロデオをやるセラピストは「お客様の印象に残りやすい」ということがいえるんですね。
また、それと似ていますが「お客様にドキドキ感を味わってもらえる」というのもポイント。
ロデオは、少なからずセラピストとお客様の体が密着することになるわけで、通常のマッサージよりも親密な雰囲気がより増すことになります。
そのような状況にドキドキして、より楽しんでもらうことができるんですね。
そして、「他のセラピストがやらない施術も自分はできるんだぞ」というアピールができるのもメリットですね。
お客様には、「この子はこういうスキルも持ってるんだな」ということで、好印象を得ることができます。
デメリット
ロデオ(ロデオスタイル)はお客様の印象に残りやすく、次の指名にもつながりやすいというメリットがあるわけですが、その反面いくつか注意すべきデメリットがあります。
まずは、ロデオは通常のサービスには含まれないものですが、かといって有料オプションに指定されているわけではありません。
そのため、ロデオをやったからといって、すぐに収入が増えるわけではないんですよね。
ただ、お客様に強く印象付け、のちのちリピートをいただくことで長い目で見れば収入を上げることにもつながるので、「ロデオは収入アップにつながらないから損だ」というわけではないですよ!
また、体勢によっては「お客様に変な誤解を与える可能性がある」という点も、押さえておきたいですね。
特に仰向けでロデオをする場合、お客様が「これって要するに疑似的な騎乗位では?」などと誤解してしまい、それをきっかけに性的サービスの要求をしてくる……なんてことがあるんですよね。
メンズエステは性的サービスの提供がNGなので、性的サービスを要求されたときは、絶対に断りましょう。
現役セラピストに聞いてみた!メンズエステでロデオ(ロデオスタイル)は評判良い?
Kさん「お客さんはみんな好きですね、ロデオ(笑)」
評判は良いですよ!やっぱり男の人って、女の子にくっつかれるのは好きみたい。
もちろん、ただ単にまたがってるだけでこっちとしては深い意味はないんだけど、背面のマッサージのときにロデオをやってあげると高確率で喜ばれますね!
あとは、背中や腰にまたがってちょっと体重をかけられるのが気持ちいいというお客さんもいますね。特に、腰がモヤモヤするという方は、ややお尻に体重をかける感じで馬乗りになると、いい具合に圧迫されて気持ちいいと感じるみたいです。
でもまあ、あんまり体重をかけすぎると負担になっちゃうので注意すべきですけど。
Uさん「個人的には、仰向けのときは注意が必要だと思います」
確かに、ロデオスタイルでマッサージをするとお客様のウケは良いと思います。
リピーターさんは必ず「あれやってよ」ってお願いしてきますから、皆さんお好きなようです。
私としてもお客様が喜んでくださるのは嬉しいですから、「やってよ」って言われたら頑張ってやらせていただきます……ただ、注意しなきゃいけないこともあります。
私は、個人的には背面マッサージのロデオスタイルは良いけれど、仰向けマッサージでのロデオは要注意だと思います。何でかって言うと、仰向けのロデオを求めるお客様の中には、ちょっとエッチなことを想像したり期待したりしている人がいるからなんですよね。たぶん騎乗位みたいな体勢になるからだと思うんですけど。
全員が全員そうじゃないですけど、実際に私もエッチなことをほのめかされたことがあるし……。
だから、皆さんその点は注意してくださいね。
男性のお客様にも聞いてみた!メンズエステでロデオ(ロデオスタイル)の施術はどうだった?
Cさん「新鮮で楽しかったですよ」
こないだ行ったお店で、初めてロデオマッサージを体験しました。
いやー、なかなか良いじゃないですか、ロデオ。腰にまたがる感じでマッサージをされるのですが、腰にほどよく圧がかかって気持ちいいですし、その状態で背中をほぐされるのは新鮮で楽しかった。
ぜひまた次もお願いしたいと思っています。
Hさん「密着感が楽しめてよかったです」
決して変な意味じゃないですよ、変な意味じゃないんですけど……でも、やっぱりただ単に手だけでマッサージされるより、ほかの部分も体に接した状態でマッサージされると、密着感が楽しめるので良いと思います。
より親密な関係になれたというか……そういう感じがして、精神的にも満たされる思いがしますね。
まとめ
今回は、身につけておくとお客様に喜ばれる施術「ロデオ(ロデオスタイル)」についてまとめてみました!
背面マッサージの際、お客様の体に馬乗りになってマッサージを行うというシンプルな施術であり、ちょっとしたコツをつかむだけですぐにでも行うことができます。
実際にお客様からの評判も上々という感じなので、ぜひチャレンジしてみてください!
ちなみに、冒頭にチラッと紹介したマーメイド施術については『メンズエステのマーメイド施術とは?具体的なやり方やメリットを徹底解説!』という記事で詳しく紹介しています。
ぜひこちらもチェックして、指名やリピートを獲得するための参考にしてみてくださいね!